まていとわやのブログ

わやな日常ですがまていな生活を目指します

読書の秋

ウスビサコさんの”アフリカ人学長 京都修行中”と
宮尾登美子さんの”錦”
を読みました。


ウスビサコさんは京都の精華大学学長さん。
日本語ばかりか数々の言葉を話され驚異的な活動
を京都でされているのです。
地方に住む私からみても、京都は歴史あるドキドキ
な都市。住むのは大変じゃないかな~と考えちゃう
のですが、ウスビサコさんはたまたま京都に住む
ことになったとのこと。
本にもあった空間人類学や日本についてのお話しを
ぜひ聴きたいものだなと思います。

宮尾登美子さんの”錦”は初代龍村平蔵さんの物語。
私には主人公は平蔵の傍にいる仙でしたけど。


龍村というと、イメージは古袱紗でしたが、本当
は帯!なんですね。
古袱紗でさえ私には高価なもの。
帯などといったら違う世界です。
世の中知らない世界で満ちてます。


先日行った”よみがえる正倉院宝物展”にも関りが
あるなあと思い、最後まで読み終えました。
きっと、平蔵さんは正倉院で、裂地の本物を見、それ
を再現するのに苦労されたんだと思います。
布だけでなく、他の宝物それぞれに実際の物を見て
それを再現する大変さがますますわかったような気が
しました。


私が買ってきたオリガミも読む時、イメージしやすか
ったから役に立ちました。
なにがどう役に立つかってわからないもんです。


ただ、平蔵さんは人間的にはいまひとつの方でしたね。
まあ、小説だからそんなものかも。


結局、女は強い!でもって怖い!